
前半は低空飛行
先週のアメリカ株式相場の下落を受けて、週の前半は円高株安の流れだった。
今回、株が下落し円が高くなった原因は、いわゆる逆イールド現象の発生だ。
「逆イールド」とは、長期国債の利回りが短期国債の利回りより低くなる現象で、普通ではありえない状況。
住宅ローンで例えて言うと、5年ローンの利率が2%だとして、35年ローンの利率がそれより低い1%になるようなもの。
「そんなん、35年ローン借りるわ!」ってなる状況。
この逆イールドが発生すると、これまでなら株高が1年〜1年半続いて、バーンってバブルが弾ける。
今回は逆イールドが発生すると同時に株が少しだけ下がった。この理由はAIが「逆イールド」キーワードに反応して売りをかましたのではないか?という憶測がある。
後半はじわじわ上がる
週の後半はじわじわ相場が上がってきて、平成の次の元号「令和」が発表された4月1日株もドルも爆上げした。
ご祝儀相場の色もあるが、中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)が改善した事で、中国の景気の底が2019年1月〜2月なんじゃないか?説が台頭した結果らしい。